１日目　出発

６：４０　自宅出発
私は５時に起床。ざっと用意をし息子を起こし身支度をさせて、 早朝でもこの暑さの中に意を決して飛び出す。今日はキャリーじゃなくてショルダーバッグ。 理由は芦ノ湖でコインロッカーを使うから、この方が安心なのだ。

８：１０　新大阪駅発　
出発前に駅で弁当とお茶を買う。あ、でも私は間違って昨日菓子パンを用意して しまったので、それを食べなくちゃいけない。なんで菓子パンなんか買ってしまったんだろう。 サンドイッチを食べたかったなぁ。今、ポンジュースのペットボトルがくじ付きなのでそれを買ってガマンする。

１０：３０　小田原駅着　
まだお盆時期なので新幹線も混んでるかと思いきや、新大阪発はガラガラでとても 静か。もうみんなお盆休みは終了だった？ところでポンジュースはハズレ。子供の弁当を 羨ましく見ながら自分は食べたくもない菓子パンを口に放り込む（←そんなにイヤか）。
停車駅ごとに席は埋まって行き、やっぱり夏休み真っ盛りなのは間違いなかった。 小田原に着くまでまだ行程が固まっていなかったのだが、これを見て一日目は芦ノ湖へ行くのはやめて ホテルに寄り大涌谷へ行くことにした。

箱根　強羅から大涌谷へ

１０：４５　小田原発
新幹線を降りて直結している箱根登山鉄道に向かう。フリーパスを見せる為、 有人改札（窓口的な入り口から入る）を通る。１１時頃しか乗れないと思っていたら、 もう少し早い時間に間に合いそうなので急ぎ気味で通過。ここでクーポンをもらえば良かったんだけど 自分に余裕なし。
無事に１本前に乗れて発車。新幹線と直結なのに、ゴトンゴトンという音が似合う 何とものどかな列車だ。

１１：１０　箱根湯本で乗換え
いよいよここからザ・登山鉄道！４０分間山中をスイッチバックしながら登って 行くわけなんだけど、私たちにはここがちょっと苦い思い出の場所である。

―　実は昨年の同じ時期に家族３人でここへ足を運んで強羅を目指した。私が車両にこだわり １本見過ごして次の列車に乗ったのだが、大平台のスイッチバックで緊急停車してしまった。 しばらくするとアナウンスが流れる。どうやらこの先で倒木の為、先に進めないと 伝えている。大平台駅で降ろされみんなが代替バスをしばらく待った。私たちは方向が違う為、 途中下車後歩きまた別の代替バスに乗ったりと苦労を重ね、予定より随分時間をオーバーして 強羅へ辿り着いた。この日は非常に天候が悪かったのだ　―

さて、今回はちゃんと無事に登り切れるのか！？正直、不安だ。車内は満員で 外人さんもかなり多い。座れないけどとりあえず強羅まで行ってくれればそれでいい。こんな気持ちで 乗っているのは私だけだろうな。
大勢の人を乗せて列車が出発。木々の間から時々見下ろす風景がどんどん小さくなって いった。私の不安もいつしか無くなり４０分の旅はとても風情のある楽しい時間だった。

１１：５０　強羅着
昼までに強羅に着けた。駅界隈がにぎやかだ。今日は大文字焼きが行われるので屋台が 出ている。今日の宿は駅前の「雪月花」。ちなみに去年も同じ所。全室客室露天風呂付きであることと 駅に近いことがここにした理由。それと、息子と二人なので少しでも慣れて いる場所であることも大きな理由の一つだった。。
風情のある門を抜け数十メートル、これまた雰囲気のある道を通る。建物の中に入り ソファを借りて荷物を仕分けし、帳場に不要な方の荷物を預ける。今から大涌谷へ向かう ので出来るだけ身軽にしておきたい。持ったのはお茶と帽子とカメラ位かな。今回カメラは 広角レンズのみ。息子がコンデジを持つ。息子は思いついてしかも自分が気が向いた時だけ たくさん同じような写真を撮るので、非常に偏った結果になる。


１２：３０　強羅発　ケーブルカー＆ロープウェイ
フリーパス使用。ケーブルカー乗り場には人がいっぱいだが全員乗車できる程度。 ただクーラーがないのかあっても効かないのか相当に暑い。１０分ほど乗って今度は早雲山駅で ロープーウェイに乗り換え。ここでは改札があるのでフリーパスを見せて通る。ロープウェイには ５分ほど待つだけで乗れるのでストレスはない。ただ乗ってからのストレスがデカい！ 日差しで気温が高く、しかも無風なので異常な空間。人数分のうちわが置いてあり、これが 無ければ気がおかしくなっているだろう。吊られている約１０分間全員のパタパタと仰ぐ音だけが 室内に響いている。このうちわは次の人が使うから、ちゃんとみんな所定の位置に戻している。



１３：１０　大涌谷着
やっとご飯だぁーーーっ！実は数時間前からお腹が空いていて、でも昼はここで 息子がＮＡＲＵＴＯの一楽ラーメンを食べることにしてるんでガマンをしていた。 駅直結のスカイレストラン入り口に向かうと列がある。そーだよなー、こんな時間に空いてる 訳がない。でもさほど待つこともなく席に案内され、私はカレーを注文することが出来た。
食事はさっと済ませ、黒タマゴ目指して外に出る。去年は天候との戦い だったが今回は暑さとの戦いだ。下界よりわずかでもマシだといいなと思いながら来たが、 そのかすかな期待は暑さで溶かされてしまった。オマケに富士山も見えない。